先週の東証プライム主要決算まとめ:コンセンサス比較と株価反応

2026年4月20日月曜日

コンセンサス 決算 東証プライム 日本株

先週の東証プライム主要決算まとめ

2026年4月13日〜17日の週に市場で材料視された東証プライム銘柄を中心に、決算内容、コンセンサス予想との比較、発表後の株価反応を整理しました。 株価反応は、株探の「4月10日〜16日発表分、4月17日大引け時点」の決算インパクト集計を参照しています。 4月17日発表分は翌営業日の値動きが週内に十分確認できないため、今回は主に4月13日〜16日発表分と、同集計に含まれる4月10日発表の大型銘柄を対象にしました。

緑: ポジティブ反応 黄: 内容はまちまち 赤: ネガティブ反応
銘柄 発表日 / 決算 コンセンサス比較 発表後の値動き 見方
マネーフォワード
3994
4/14、26年11月期1Q 1Q経常は1.86億円の赤字。通期経常見通しはIFISコンセンサスを下回る一方、SaaS ARR見通しを上方修正。 +38.89% 利益よりもARR拡大と赤字縮小の方向感が評価された形。成長株らしい反応。
HIOKI
6866
4/15、26年12月期1Q 1Q経常利益23.57億円。IFISコンセンサス17.80億円を32.4%上回る。 +34.93% 測定器需要の強さを確認。1Qの上振れ幅が大きく、素直に買いで反応。
ベイカレント
6532
4/14、26年2月期本決算 26年2月期税引前利益は509.88億円でIFISコンセンサス512.53億円とほぼ同水準。27年2月期会社計画はIFISを3.6%上回る。 +21.92% 実績はおおむね想定線だが、来期の二桁増益・増配見通しが評価された。
SHIFT
3697
4/14、26年8月期中間 中間経常利益66.09億円。通期売上会社計画1500億円はIFIS売上コンセンサス1552.17億円を下回るが、AI投資と売上成長が材料視された。 +19.43% 利益率低下はAI投資の先行費用として受け止められ、テーマ性が勝った。
良品計画
7453
4/10、26年8月期中間 中間経常利益468.73億円。通期会社計画は880億円へ上方修正、IFISコンセンサス890.50億円にほぼ近い水準。 +9.38% 海外事業の好調、最高益予想の上乗せ、増配が支援材料。
安川電機
6506
4/10、26年2月期本決算 26年2月期税引前利益495.63億円はIFISコンセンサス506.49億円を2.1%下回る。ただし27年2月期会社計画はIFISを2.0%上回る。 +10.98% 過去実績よりも、来期のV字回復と増配見通しが評価された。
U-NEXT HOLDINGS
9418
4/13、26年8月期中間 中間経常利益170.87億円、通期計画322億円に対する進捗率は53.1%。通期会社計画はIFISコンセンサス325.98億円に近い。 +4.90% サプライズは大きくないが、増収増益と進捗の安定感が下支え。
松竹
9601
4/14、26年2月期本決算 26年2月期経常利益63.45億円はIFISコンセンサス62.00億円を2.3%上回る一方、27年2月期会社計画35億円はIFISを37.5%下回る。 -12.77% 前期実績よりも、今期の大幅減益見通しが嫌気された。
東宝
9602
4/14、26年2月期本決算 26年2月期経常利益701.40億円はIFISコンセンサス741.59億円を5.4%下回る。27年2月期会社計画670億円もIFISを13.0%下回る。 -11.52% 実績・来期計画とも市場期待に届かず、映画関連の期待先行分が剥落。
ディップ
2379
4/14、26年2月期本決算 26年2月期経常利益89.90億円はIFISコンセンサス98.17億円を8.4%下回る。27年2月期会社計画49億円はIFISを57.5%下回る。 -10.15% 求人関連の収益回復に対する期待が後退。来期見通しの弱さが重い。
J.フロント リテイリング
3086
4/14、26年2月期本決算 26年2月期税引前利益445.15億円はIFISコンセンサス427.67億円を4.1%上回る。ただし27年2月期会社計画420億円はIFISを6.5%下回る。 -2.14% 前期は上振れたが、来期見通しがやや保守的で上値は限定的。
高島屋
8233
4/14、26年2月期本決算 26年2月期経常利益568.79億円はIFISコンセンサス538.67億円を5.6%上回る。27年2月期会社計画もIFISを3.2%上回る。 -0.03% 数字は悪くないが、百貨店株全体の期待値やインバウンド鈍化懸念が重し。

全体感

先週の決算では、単純な「前期比増益」よりも、コンセンサスとの比較と来期ガイダンスが株価を大きく動かしました。 HIOKIのように1Q実績が市場予想を明確に上回った銘柄、ベイカレントのように来期計画が強い銘柄は大きく買われました。 一方で、東宝、松竹、ディップは過去実績だけを見ると黒字化や増益の要素もありましたが、来期計画が市場予想を下回ったため、売りが優勢になりました。

小売・サービス系では、良品計画は上方修正と増配で評価されましたが、J.フロントや高島屋は実績がコンセンサスを上回っても反応は鈍めでした。 百貨店株はインバウンド、国内消費、利益率の見方が絡むため、決算数字が良いだけでは買いが続きにくい局面です。

今週以降は、決算後のアナリスト予想修正と会社説明会での質疑内容が重要になります。特に、来期予想が保守的なのか、実際に成長鈍化を織り込んでいるのかで、株価の二次反応が変わりそうです。

主な参照元

本記事は公開情報をもとにした市況メモであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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