2026年4月28日市場メモ~日本株・為替・地政学リスクをやさしく整理~

2026年4月28日火曜日

ドル円 為替 決算 市況 日次レポート 日本株

今日の市場ざっくりまとめ

直近の相場は、「日経平均は半導体・AI関連の売りで重い一方、TOPIXは銀行・商社などが支えた」という流れでした。
ドル円は159円台を中心に上下。日銀は政策金利を据え置いたものの、3人が利上げを主張したことで、円安一辺倒というよりは少し神経質な動きになっています。

※日本株は4月29日未明時点で当日現物市場がまだ始まっていないため、前営業日4月28日の終値ベースで整理しています。

1. ドル円の動き

ドル円は、4月28日朝に159円前半で始まり、仲値にかけて159円半ばまで上昇。その後、日銀会合後に一時158円台へ円高方向に振れましたが、NY時間には再び159円台後半へ戻す展開でした。 参考

  • 4/28 朝:159円前半
  • 4/28 仲値前:159円半ば
  • 日銀公表後:一時158円台
  • NY時間:159円台後半へ戻す
材料 内容 為替への見方
日銀会合 政策金利は0.75%程度で据え置き。ただし6対3で、3人が1.0%への利上げを主張。 円買い材料になりやすい
月末のドル需要 輸入企業などの実需でドルが買われやすいタイミング。 ドル円を下支え
米消費者信頼感 4月CB消費者信頼感は92.8。市場予想89.0を上回る。 ドル買い材料になりやすい
中東情勢・原油高 原油高が日本の交易条件悪化やインフレ懸念につながりやすい。 円にはやや重い材料

2. 日経平均・TOPIX・S&P500

日経平均 59,917.46
-619.90 / -1.02%
値がさ半導体株の影響を受けやすい指数。
TOPIX 3,772.19
+36.91 / +0.99%
東証全体の地合いを広く映しやすい指数。
S&P500 7,121.42付近
-0.73%前後
米大型株500社の代表指数。

日経平均は半導体・AI関連の利益確定売りが重く、TOPIXは銀行や商社などのバリュー株が支える形でした。米国株は原油高とAI関連への警戒感が重しになっています。 参考

3. 地政学状況

足元で市場が一番気にしているのは、イランをめぐる中東情勢です。停戦交渉への期待は残るものの、不透明感は強く、原油価格の高止まりが株式市場の重しになっています。 参考

テーマ 市場への影響 見方
中東情勢 原油高、インフレ懸念、リスク回避 株にはやや逆風
原油高 日本の輸入コスト増、企業コスト増 内需・製造業には注意
米国の対イラン姿勢 交渉の不透明感が残る ニュース次第で相場が振れやすい

4. 東証プライム主要株の値上がり・値下がり

値上がり率 上位5銘柄

銘柄 コード 騰落率 主な要因
みずほFG 8411 +5.12% 日銀のタカ派寄りの内容を受け、銀行株が買われた。
ソニーフィナンシャルG 8729 +4.30% 金融・保険セクターへの物色。
三菱重工業 7011 +2.30% バリュー株・景気敏感株への資金流入。
リクルートHD 6098 +2.22% 内需大型株として個別に買われた。
セブン&アイHD 3382 +2.21% 小売・内需株への買い。

値下がり率 上位5銘柄

銘柄 コード 騰落率 主な要因
ソフトバンクG 9984 約-9.9% AI関連・ハイベータ株への利益確定売り。
日立製作所 6501 -5.77% 大型グロース株の利益確定売り。
アドバンテスト 6857 -5.56% AI・半導体関連の反動安。
東京エレクトロン 8035 -4.14% 半導体製造装置株に売り。
日本たばこ産業 2914 -0.03% ほぼ横ばいながら、確認範囲では下位。

※主要株はTOPIX Core30を実務上の目安として整理。個別株価はYahoo Finance Japan、相場背景はReuters報道を参考。 参考

5. 昨日のニュースで影響が大きかったもの

ニュース 影響した銘柄 株価の動き ひとこと
日銀が政策金利を据え置き。ただし3人が利上げを主張。 みずほFG +5.12% 金利上昇期待で銀行株に追い風。
AI・半導体関連に利益確定売り。 アドバンテスト -5.56% 前日の上昇の反動が出た。
同じく半導体製造装置株が軟調。 東京エレクトロン -4.14% 決算前の警戒感も出やすい局面。
大型グロース株に売り。 日立製作所 -5.77% 高値圏からの利益確定。

6. 明日の株価に影響しそうなニュース

明日以降は、東京エレクトロンやHOYAの決算、米国の耐久財受注、中東情勢と原油価格の動きが注目点です。特に半導体株は、米国AI関連株の地合いと決算内容の両方に反応しやすい状態です。 参考

注目材料 影響しやすい銘柄 見方 夜間取引
東京エレクトロン決算予定 東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENなど 半導体株全体のムードを左右しやすい。 公的・主要ソースで確認できる個別PTSデータなし
HOYA決算予定 HOYA、精密・電子部品関連 高ROE・グロース株の評価に影響。 公的・主要ソースで確認できる個別PTSデータなし
米耐久財受注 機械、電機、輸出関連 米景気の強弱を見極める材料。 指数先物・為替経由で影響しやすい
中東情勢・原油価格 空運、電力、化学、商社、資源関連 原油高ならコスト増の企業には逆風、資源関連には追い風。 原油・為替の動きに注意

7. 決算関連

昨日発表の主な決算と今日の上昇率

銘柄 コード 決算発表日 今日の上昇率
三菱電機 6503 2026/4/28 4/29現物市場未成立のため N/A

今日発表の主な決算と夜間取引の上昇率

銘柄 コード 決算内容 夜間取引の上昇率
該当確認できず 4/29未明時点で未発生・未開示 N/A

8. 半導体銘柄の株価動向

半導体関連は、前日に強く買われた反動で利益確定売りが目立ちました。中長期のAI期待は残っているものの、短期では原油高、金利、米AI株のセンチメント悪化に敏感です。 参考

銘柄 コード 騰落率 コメント
アドバンテスト 6857 -5.56% AI・半導体関連の利益確定売り。
東京エレクトロン 8035 -4.14% 決算前の警戒感も重なりやすい。
ソフトバンクG 9984 約-9.9% AI投資テーマの代表格として売りが出た。

9. アメリカと日本の主要株の動き

市場 代表 動き 一言
日本 日経平均 -1.02% 値がさ半導体株が重し。
日本 TOPIX +0.99% 金融・商社が支えた。
日本 トヨタ +1.47% 自動車株は底堅い。
日本 三菱重工業 +2.30% 景気敏感・バリュー株が優位。
日本 アドバンテスト -5.56% 半導体の利益確定売り。
米国 S&P500 -0.73%前後 原油高とAI不安が重し。
米国 NASDAQ総合 -1.16%前後 グロース・AI関連に逆風。

10. 今日の経済雑学

日経平均とTOPIXは、同じ「日本株」を見ているようで、かなり性格が違います。
日経平均は「株価の高い銘柄」の影響を受けやすく、TOPIXは「時価総額の大きい銘柄」の影響を受けやすい指数です。だから今回のように、半導体の値がさ株が下がると日経平均は下がりやすい一方、銀行や商社などが広く買われるとTOPIXは上がる、ということが起きます。

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