4月20日ドル円・地政学・東証プライム決算などをまとめてみた

2026年4月20日月曜日

USDJPY コンセンサス ドル円 為替 決算 市況 東証プライム 日本株

ドル円・地政学・東証プライム決算まとめ

ドル円・地政学・東証プライム決算まとめ

2026年4月20日時点

先にざっくり
  • ドル円は158円台まで円安が進んだあと、中東情勢と介入警戒の綱引きになっています Reuters / Reuters
  • 中国1-3月期GDPは前年比+5.0%で予想超え。米国は生産が弱め、雇用は底堅いという混在した内容でした 中国統計局 / FRB / Reuters
  • 地政学は中東が主役。米国によるイラン貨物船拿捕で原油とドルが買われやすい地合いです Reuters / Reuters
  • 先週の東証プライム決算では、ファーストリテイリングが強く、イオンや百貨店株はやや弱い反応でした FR決算 / イオン決算

1. 為替(ドル円)の動き

先週のドル円は、米金利・中東情勢・日銀観測の三つ巴で大きく揺れました。4月16日には158円台前半〜半ばまで円安が進み、4月20日は中東の緊張再燃でドル買いが優勢でした。 ただし、日本当局のけん制と介入警戒も残っており、上値だけを追う相場ではありません Reuters / Reuters

ポイント
原油高 → 日本の交易条件悪化 → 円売り介入警戒 → 円買い戻し が同時に走りやすい局面です。
指標 発表日 結果 予想 市場の受け止め
米CPI(3月) 4/10 前年比 +3.3%、前月比 +0.9% 前年比 +3.3%、前月比 +0.9% ほぼ予想通り。ドル買い材料だが、サプライズ感は限定的。
中国GDP(1-3月期) 4/16 前年比 +5.0% +4.8% 景気不安をやや和らげ、リスク選好寄り。
米鉱工業生産(3月) 4/16 総合 -0.5%、製造業 -0.1% 製造業 +0.1% 景気減速のサイン。ただし地政学リスクでドル売り一辺倒にはなりにくい。
米新規失業保険申請件数 4/16 20.7万件 21.5万件 雇用の底堅さを示し、ドルの下支え材料。
中国LPR(4月) 4/20 1年 3.00%、5年 3.50%で据え置き 据え置き予想 サプライズなし。市場への影響は小さめ。

※米小売売上高は当初4月16日予定から4月21日へ延期されています Census / Census

2. 地政学状況(最新)

現在の市場に最も強く効いているのは中東です。米国によるイラン貨物船の拿捕を受けて、ホルムズ海峡をめぐる供給不安が再び前面化しました。 さらに、ロシア南部トゥアプセ港への攻撃もエネルギー輸送リスクとして意識されています Reuters / Reuters

日時 出来事 市場への影響
4/19〜4/20 米国がイラン貨物船を拿捕。イランは報復を示唆。 原油高・ドル買い・リスク回避を同時に誘発。
4/17〜4/19 イスラエル・レバノン停戦が発効。一方で局地的緊張は残存。 局地的には緩和だが、市場全体ではイラン情勢の方が重い。
4/20 ウクライナがロシア南部トゥアプセ港を無人機攻撃。 エネルギー輸送不安で原油の下値を支えやすい。

3. 東証プライムの主要株決算情報

先週は小売・消費関連が市場の主役でした。ファーストリテイリングは強い決算と上方修正でポジティブ、イオンや百貨店株は慎重な見通しが重しとなりました。

銘柄 発表日 実績 コンセンサス比較 発表後の値動き 総合
イオン 4/9 売上 10,715,342百万円 / 営業利益 270,459百万円 / 純利益 72,677百万円 売上 -0.1% / 営業利益 -2.6% / 純利益 +11.3%
利益面はやや未達
発表当日に一時 -8%超 ネガティブ
ファーストリテイリング 4/9 2Q 売上 2,055,227百万円 / 営業利益 400,666百万円 / 純利益 279,290百万円 売上 +1.2% / 営業利益 +7.1%
上方修正も好感
翌営業日に一時 +10% ポジティブ
高島屋 4/14 売上 492,370百万円 / 営業利益 53,516百万円 / 純利益 -8,194百万円 売上 -2.5% / 営業利益 -4.0% / 純利益は赤字転落 4/14終値→4/15終値で -2.05% ネガティブ
J.フロント リテイリング 4/14 売上 445,094百万円 / 営業利益 49,015百万円 / 純利益 28,282百万円 売上 -1.6% / 営業利益 +5.5% / 純利益 +0.5%
内容はまちまち
4/14終値→4/15終値で -2.09% ややネガティブ

今週の主な決算予定

銘柄 予定日 メモ
キヤノンマーケティングジャパン 4/22 15:30 2026年12月期 第1四半期
キヤノン 4/23 2026年 第1四半期決算
キーエンス 4/24 2025年度 第4四半期決算発表日

4. 半導体銘柄の株価動向

米国ではTSMCの強い内容がAIサプライチェーンへの期待を支えました。一方、日本では海外装置株の影響もあって、東京エレクトロン・アドバンテスト・レーザーテックに利益確定売りが入りやすい地合いでした TSMC/Reuters / 日本株/Reuters

銘柄 足元の動き 見方
TSMC 米上場ADR / 台湾 好決算でAI向け需要の強さを再確認 米半導体はAI実需の確認が相場の主軸。
東京エレクトロン 日本 外部材料に反応しやすく短期的に軟調 海外装置株の決算や見通しの影響を受けやすい。
アドバンテスト 日本 指数寄与が大きく、需給で振れやすい 個別材料だけでなく先物主導の売買にも影響されやすい。
レーザーテック 日本 ボラティリティが高く短期的に弱め センチメント変化への感応度が高い。

アメリカと日本の主要株の動き(シンプル版)

市場 ざっくり方向感 コメント
米国主要株 AI・大型テックは底堅い AI需要の強さが支え。ただし中東情勢で全体は慎重。
日本主要株 円安恩恵株はしっかり、半導体は不安定 輸出株は支えがある一方、半導体主力は海外材料に振られやすい。

5. 今日の経済雑学

「指標の延期」自体が相場材料になります。 数字がまだ出ていなくても、本来あるはずのイベントが消えると、投資家はポジションを傾けにくくなります。 今回のように米小売売上高が延期されると、短期筋のドル売買は一時的に鈍りやすくなります Census / Census

※数値と予定は2026年4月20日時点の公開情報ベースです。相場や発表予定は更新される場合があります。

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